国営ひたち海浜公園530万本のネモフィラが目覚める、4月中旬から3週間だけの青の絨毯

国営ひたち海浜公園のネモフィラが開花準備を初めている。約530万本が咲き誇る4.2haの「みはらしの丘」では、2月10日から霜よけシートの撤去が始まった。入園料は見頃期間中800円、駐車場600円。撤去作業は2月26日に完了予定、この時期だけ見られる準備風景も見逃せない。

年に一度、3週間だけの絶景

みはらしの丘に植えられた約530万本のネモフィラは、4月中旬から5月上旬の約3週間が見頃だ。4.2haの丘一面が青に染まる光景は、写真では伝わらない圧倒的なスケール感を持つ。見頃を逃せば次は来年まで待つことになる、年に一度の限定体験だ。

シート撤去作業の様子シート撤去作業の様子

延べ70人の手が、実働10日間かけて霜よけシートを撤去する。保温性と保湿性の高いシートは、冬の寒さから株を守り、生育を促してきた。株が大きく育った場所から優先的に外していく作業は、丘全体がきれいに咲きそろうための緻密な計算に基づいている。

国営公園の手作業が生む、青の波

現在のネモフィラ(2026年2月15日撮影)
ネモフィラ満開時の「みはらしの丘」(2025年4月30日撮影)

ネモフィラの品種はインシグニスブルー1種のみ、この統一感が丘全体を青一色に染め上げる。国営ひたち海浜公園は太平洋岸に位置し、海抜100mの丘から見下ろす青は、空と海と花が一体になる瞬間を作り出す。

シート撤去と並行して、周囲の雑草を手作業で除去する作業が続く。ネモフィラの生育を妨げないよう、一株一株を確認しながら進める丁寧な管理が、毎年の満開を支えている。2026年2月15日時点で撤去作業は4割程度進み、白銀の丘が次第に緑へと変化している。

見頃期間は入園料800円、駐車場600円

入園料は見頃期間中、大人(高校生以上)800円、シルバー(65歳以上)560円、中学生以下無料だ。通常の入園料450円に、花畑の充実や休憩スペース設置などサービス向上のための季節料金350円が加算される。駐車場は普通車600円、二輪300円。

年間パスポートは高校生以上4,500円、シルバー2,100円で、全国12カ所の国営公園でも使える。見頃期間も追加料金なしで入園できるため、複数回訪れるなら検討する価値がある。

2月26日まで準備風景も見られる

霜よけシート撤去作業は2月26日に完了予定だ。白いシートが次々と外され、若々しい緑の葉が現れる風景は、春の兆しを感じさせる。この準備期間の景色も、ネモフィラの成長過程を知る貴重な機会になる。

園内のカフェでは、ネモフィラブルーティー(HOT)やカフェラテ(ネモフィラブレンド)など、花の色をイメージしたオリジナルメニューを年間通して提供している。散策後の休憩に、青い花を思わせるドリンクで余韻を楽しめる。

茨城が世界に誇る、青の絨毯

530万本のネモフィラが咲く「みはらしの丘」は、4月中旬から5月上旬の約3週間だけ見られる絶景だ。国営ひたち海浜公園の公式サイトで開花状況を確認し、見頃を逃さないようにしたい。問い合わせはひたち公園管理センター(TEL 029-265-9001)まで。

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